オーストラリアはのんびりしているという通説
ゆったりオージー生活へのあこがれ
オージー生活のブログは結構あるが、ワーホリの生活が中心に描かれているものが多い。
そして「オージーは結構のんびりしている」という意見は聞く。
あれは、そうしたブログなどのオンラインの情報と、観光で来た人々の印象によるのだろう。
それに、自分が学生の頃オーストラリアに来た際は、東京よりはゆっくりしているように感じていた。
実際、普通の駐在員としてビジネスビザで入った人々は、日本と同じように働いている。
もっとも上司によってはもっと裁量性が高い場合もあるのかもしれない。
ただ、産業によってはハイペースのところもあり、「オーストラリアはのんびり」は
絶対あてはまらない。
ハイペースのオージーに囲まれて
とういうわけで、オージーでもハイペースの人はいる。
翌朝会議の資料作りを前の日の夜9時に頼んでくる私の元上司とか。
ちなみに元上司はとてもいい人で、私が週末に働いているときは、彼もいっしょになって働いていた。
なので、9時から5時で働こうと決めた人にとって、そうした幻想を持って入ってくると、相当にきついと思う。
場合によっては夜中の2時、3時までみんなガリガリやっている部署もある。
私は、駐在員として赴任当初、このオージーのモーレツ勤務ぶりにちょっと驚いた。
が、ちょっと考えるとそういえば、日本事務所に比べても売り上げは安定して伸びており、(インフレも手伝ってはいるが)「そりゃー、働くからこそ、この売上になるんだよな」と納得した。
南半球の都会の森をビジネスマンは今日も闊歩してゆく。