ジョブホッパーは海外採用のネックになるのか
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転職を1- 2 年ごとにする人をジョブホッパーと定義しているが、ジョブホッパーであることが採用のネックになることはあるのだろうか?
実際、3年離職率が3割を超えることもあるコンサル業界で、5年以内に2、3社回った方のレジュメもよく見るし、それはそう珍しいことでもない。
人によっては参考になるかもしれないポイントを3点あげた。
1.ひとつひとつの転職が戦略的であること。
なぜそうなったのか、転職をし続ける意図と、今まで在籍した各社でのその人なりの成果は絶対聞く。
意図があって腑に落ちる内容だと、「やたらと転職を繰り返したわけではない」ということがわかる。
たまに聞く転職理由「新しいことに挑戦したかったんです。」はちょっと危険なサイン。
これは、正直理解に苦しむときがある。どういう意味にとればいいのか。
その会社に新しく学ぶことがなかったと断言しているのか、業務を覚えるにつれて飽きてきてしまったのか…。
2.いつも新しいことに挑戦したい応募者は自分の付加価値を示せること。
世の中生きていれば何にでも学びはあると思う。
実際「オーストラリアで新たに挑戦したい」という海外応募者もいる。
でも正直それだけでは少し考えが浅い、と思われてしまう。
新しいことをやり続けてその先は?あなたの提供できるバリューはなんでしょう、という問いに答えられるようにすべき。
3.英語は足切り要因であること:英語さえ話せれば、いくらでも働き口はある、という神話。
英語を強みと考えている応募者は、海外では単なる足切り要因であり、まったく最終的な決定要因にはならないことを考えて応募すべきだと思う。
上記で述べるような提供できる価値はなに?ということを採用者は見ています。
客観的に見た傾向では、新卒や、第二新卒でない限り、価値を語らない30代は面接を進めるのに結構難航します。
外資系などだとよくTOEICや他の英語テストの結果を見る。それは足切り要因にしかならない。
職種にもよるが、それまでの経験や機転の速さ、決断力など、実はそうしたもののほうが重要で、英語レベルが最低合格点(足切り要因をやっと潜り抜けたくらい)でも活躍できる可能性は大きい。
だから、年齢が上がってもやっぱり海外採用や海外出向に挑戦することは”意義が大きい=企業への提供価値も高い”のだと思います!!