地球の小走り方

Running on the globe-元海外駐在員が就活や転職、海外就職などについてを綴っています。

就活はいつも試練。

 

f:id:lilian_globe:20200929214316j:plain

オーストラリアの某ビジネス街

新卒の就活はただでさえ試練の連続である。

それに加えて100年に1度のパンデミック。なんでこんなときに、とみんな思っている。

仕事の現場だって全く予測がつかない状況なのだ。いろいろなプロジェクトが中断されたり、延期になったり、こつ然と消えてしまったり。

新卒で入ってきた社員もいきなりリモートワークになり、新入社員として学べるはずだった最初の6か月が孤独な在宅ワークになってしまった。

でも全世界でこれほどの被害がある今、それどころではない。社員の健康を守ることが第一優先なのだから。

ワクチンはもうすぐできるという朗報もあるので、希望を持ちたい。人間の英知を信じたい。

オーストラリアでもクイーンズランド大学を筆頭にワクチン開発に取り組んでいる。人口が少ない分、被験者を集めるのが大変なので、ヨーロッパの臨床試験よりは進みが遅いが、それでもオーストラリアの未来を守るため、研究者は朝も夜もなく働いている。

今現在、就活大変だし、つらいなあーと思っている就活中のみなさんへ、就活でこれをして本当によかったという2点。

 

1.社員の話を聞こう

社員の話を、OGでもOBでもいいから聞きに行こう。できれば人事の企画するイベントじゃないやつ、オフラインで話がきける場所。本音が聞ける場を設けてもらおう。

どの程度Give and takeなのか、ということ。

会社は利益を追及する場だけれど、社員が得られるスキルや産業の知識など自分が得られるものはある。

そのレベルが知りたい。

直接そこの社員に今、幸せか、どうか。聞いてみよう。これはホームページ読んでも、会社沿革見てもわからないものだ。

でもここは真髄の部分だと思う。一日のほとんどを過ごす場所にいる人たちが幸せなのかどうか、絶対知る必要がある!

 

2.仕事の満足度を決める3要素中、2要素を好きになる自信はあるか

職務満足度を構成する要素は諸説あるが、3要素と言われているのは仕事内容・上司、同僚。

1.仕事内容は自分が関わりたいと思っていた職務か。

2.直属の上司は尊敬でき、好きだと思える人か。

3.周りの同僚は信頼でき、一緒に仕事をしたいと思える人々だろうか。

私は異動や出向など、仕事で転機があったときこれらを考える。

全部を満たすのは難しい。正直、3点全部は難しいですね。

あらかじめわかっているのって1点目の仕事内容くらいだろうし、自分が決定に関与できるのもこの点のみ…。

仕事内容だって選べないことはあり、技術系の仕事をしたかった人が、人数調整のために営業に配属されたりなどというのはよくある。

就活の段階でわかることは限定されているが、まずは企業のサービス内容と同僚を見よう。

 

上司は君臨するのではないけど、最後に降りてくるもの。

すごく大切だけど自分で管理できない要因を気にしすぎないほうがいい。

個人で対処不可能な要因がたくさんあるほど、ストレスは大きくなる。だから就活はとってもストレスがたまる。

かくいう自分だって、就活を控えたあの頃は失恋や研究や、人生の大きなイベントがいろいろ重なって、心も体もへとへとになっていたときだった。

やけ酒、やけチョコレート、心をすり減らしながら乗り切ったあの初夏の日々。

<続きます>

f:id:lilian_globe:20201001210733j:plain