地球の小走り方

Running on the globe-元海外駐在員が就活や転職、海外就職などについてを綴っています。

英語脳と臨界期 

(2分で読めます。)

海外で働くうえで、「ことば」が一番重要なのか、本当にそれ自体がネックなのか?と考えることがある。

実際、仕事するうえで大切なのは、「とっさの判断力」「機転」「決断力」などではないのかと考えることも最近多い。

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どういうレベルが「いい英語レベル」なの?

オーストラリアでは農場の乳しぼりや、農作物の収穫を手伝ったりする仕事もとっても大事で、ここで出会ったフランス人のワーキングホリディの友人はそういう住み込みでできる職を探していた。

英語は初歩レベルでも全く問題ない、と言っていた。

しかし農業国オーストラリアとはいえ、業種によっては、折衝や交渉を、自分がリードして進めなくてはいけない仕事もあるので、問題は来る前にどの程度のレベルにしなくてはならないのか。

これ、ほんとまちまちである。

仕事がうまくいっているかどうか、と言語レベルはそこまで関係していないように見える。

それこそ、判断力や、言語がそこまででも、光るビジネスセンスとか、フットワークの軽さ、あとは上司の力やネットワークの強さなんかも、例えば企業で働く場合は効いてくる。

 

年齢は関係あるか

よく言われているのは言語習得の臨界期の話。そりゃあ幼児や10歳以下の子供の頭はスポンジだ。若ければ若いほどやはり吸収がよい。

だけどそういうレベルの吸収は無理だとしても、仕事に必要なレベルは日本にいても、むしろ社会人から始めても身に付くんじゃないかと思う。

私は帰国子女でもなく、学校教育から身に着けようと思いながらいろいろ試していた。自分が英語対策に学生時代使ったもの。

TOEFL対策:大学では短期留学などを無料で行けるプログラムに応募していたので。

TOEIC対策:鉄板ですね。

BBCシットコム:コメディ好きでよく「The Office」のDVDなど見ていた。完全に個人の好みであるし、コメディだから誇張しているのだけど、見ていると同僚や上司との関係など海外の職場の感じが少しわかる。


とにかく、暇さえあればリスニング時間を増やすようにしていました。

英語はそこそこレベルでも大丈夫なんじゃないかな。

というか、周りはみなNativeの環境で働くときに、当然ながら日本人だし英語は売りにならない。

同僚が子供のころのアイドルグループの話などしていた場合、完全に何の話かわからない。

そりゃあ仕方ない、無茶だよって話である。

仕事上最低限のビジネス英語を身に着け、そのうえでこれまでの経験があれば、そこから得たもの、つまり業務での経験値を売ることの方が、海外では大事かな、と思う。

あとは、地球上のどこで社会人として生きていくにも、へこたれない心も大事!

それにしても忙しい時はやっぱりへこたれる。

そういうときは温泉…はここにはないので、週末に車を飛ばして、野生のカンガルーに癒しにてもらいに行く。

 

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